Jリーグ 鹿島アントラーズ

ガビゴルにJ移籍報道も「年俸8億円弱」横浜FMヤン・マテウスの去就に影響?

ガブリエウ・バルボサ(ガビゴル) 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)には、ブラジル1部CRフラメンゴ退団、Jリーグ移籍の可能性が取りざたされているが、選手サイドが高額年俸を要求している模様。ブラジル国内クラブも同選手の獲得を狙っているが、横浜F・マリノス所属FWヤン・マテウスにターゲットを切り替える可能性もあるという。

 ガビゴルの去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が17日に「彼はフラメンゴと契約更新をしない予定。すでに事前契約を結ぶ可能性を模索」と、2024シーズン限りで契約満了により退団する可能性を報道。くわえて日本、サウジアラビア国内クラブからのオファーもあわせて伝えている。

 また本人のインスタグラム投稿も話題に。15日に包帯が巻かれた自身の右手をアップしているが、包帯に日の丸が描かれていることから、Jリーグ移籍の憶測が。鹿島アントラーズ所属MFターレス・ブレーネルも日本国旗の絵文字を添えた上で「幸せになって来て」と綴るなど、同選手にJリーグ移籍を勧めている。

 するとブラジルメディア『UOL』は21日、ブラジル1部ECバイーアからの関心を伝えたほか、「ガビゴルは月給250万レアル(約6500万円)を要求している」とリポート。年俸換算で8億円弱とみられる選手サイドの条件を「ブラジル国内のサッカーファンを驚かせるもの」とした上で、「バイーアはガビゴルのみならず、ヤン・マテウスにも注目している」と、横浜FM所属選手の獲得に動く可能性を伝えた。

 ガビゴルは2016年開催のリオデジャネイロオリンピックでブラジル代表の優勝に貢献。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍したが、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。2019年からフラメンゴでプレーしている。

 2022年にフラメンゴをコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝に導いたガビゴルだが、2023年4月にブラジル・ドーピング規制当局による検査を拒否。翌2024年に2年間の出場停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が処分保留としたことにより、現在も公式戦のピッチに立っている。