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セルティック、FW争い競争激化か「ロジャース監督にとっては頭痛の種」

古橋亨梧 写真:Getty Images

 スコットランド1部のセルティックは、9月18日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦でスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)と対戦し5-1で圧勝した。この試合でスコアラーに名を連ねたセルティックの5選手のうち、FW古橋亨梧とFWアダム・イダによるポジション争いが注目を集めている。

 2021年からセルティックでプレーするエースストライカーの古橋に対し、イダは昨2023/24シーズン終盤にレンタル加入。今シーズン再びセルティックの一員となったことで、互いに凌ぎを削る関係性にある。CLブラチスラヴァ戦でもそれぞれが結果を出した。今季は古橋のバックアップとしてイダが位置付けられているものの、クラブの専門サイト『67HAILHAIL』は「おそらく、この2選手が一緒にプレーする機会がちらほらと出てくる可能性はあるだろう」と指摘している。

 同メディアは両選手に熱視線を送り「古橋は長年ゴールを量産してきた実績があり、重要な試合で得点を決めてきたことから、今でもチームの得点源であることは明らかだ」と主張。その上で、「しかし、昨シーズンのイダのレンタル移籍が成功したことで、今シーズンはイダがその実力をフルシーズンにわたって発揮し、スタメン争いに本格的に参戦する可能性が出てきた」と見通した。

 加えて「いずれにしても、この健全な競争はセルティックにとって有益であり、ブレンダン・ロジャース監督にとっては頭痛の種となるだろう」として、前線におけるポジション争いの活性化を予想している。

 スペースや裏への抜け出しなどが得意な古橋と、長身が武器のイダ。タイプの異なる両FWがどんなパフォーマンスをみせるか、非常に楽しみだ。