ポルトガル2部ポルティモネンセ所属GK中村航輔は、9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集されず。控えGKという立場で今季開幕を迎えたが、ここに来て正守護神返り咲きが予想されている。
現在29歳の同選手は、2021年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ移籍。2022/23シーズンから正守護神として活躍も、2023年9月の国際親善試合トルコ戦での負傷により、2023/24シーズンはリーグ戦20試合のスタメン出場にとどまった。
一方、ポルティモネンセは今季開幕から3試合で1分2敗戦とつまづくと、8月下旬にセルジオ・ヴィエイラ監督を解任。後任としてリカルド・ペソア氏を招へいすると、9月1日にマリティモ戦で今季初勝利。中村もこの一戦で今季初めてスタメン出場し、1失点にまとめた。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』は9月4日、ペソア新監督の起用法を特集。2021年夏から2シーズンにわたりパウロ・セルジオ元監督のアシスタントコーチとして、中村を指導した過去を紹介した上で「指揮官は中村に賭けている。今後も日本人GKの起用を続けるだろう」とリポート。新監督は中村に対して絶大な信頼を寄せているという。
トルコ戦を最後に代表戦から遠ざかっているものの、ネット上で度々復帰待望論が叫ばれている中村。GK鈴木彩艶(パルマ)が森保ジャパンでレギュラー定着を狙い、パリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)の台頭も目立つなか、中村がW杯アジア最終予選での日本代表復帰にむけて前進していることは確かだ。
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