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川崎出身の横田大祐、独2部移籍合意。伊藤敦樹加入後にヘントで構想外の理由とは

横田大祐 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ下部組織出身であるMF横田大祐が、ベルギー1部KAAヘントからドイツ2部カイザースラウテルンへ期限付き移籍する模様。浦和レッズからヘントへ完全移籍のMF伊藤敦樹が、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)プレーオフ2ndレグのパルチザン戦でデビューを飾った裏で、ヘント新監督の構想から外れたという。

 現在24歳の横田は、川崎やFSVフランクフルト、カール・ツァイス・イェナの下部組織を経て、2021年1月から約2年間にわたりラトビア1部ヴァルミエラFCでプレー。2022シーズンにラトビア1部リーグで優勝を成し遂げると、ポーランド1部グールニク・ザブジェを経て、2024年1月にヘントへ完全移籍。2023/24シーズンは負傷離脱もあり、リーグ戦6試合の出場にとどまっていた。

 完全復活に向けて、今季開幕からリーグ戦3試合つづけてスタメン出場し、1ゴールと結果を残していた横田だが、8月18日の第4節KVCウェルステロー戦以降は出番なし。ベルギーメディア『Voetbal』は29日、同選手を巡る起用法に変化について「『3-5-2』システムへの変更は、横田がもはやヴァウテル・フランケン監督の構想に入っていないことを意味する」と伝えている。

 またベルギー移籍市場に精通しているジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏は、29日に「横田はカイザースラウテルンへ。1年のレンタル移籍でクラブ間合意に達した」とリポート。ただレンタル料や買い取りオプションの有無などには触れていない。

 カイザースラウテルンは、ブンデスリーガを2度制した古豪。2011/12シーズンを最後にブンデスリーガの舞台から遠ざかっており、一時は3部でシーズンを戦っていたが、2021/22シーズンに2部へ復帰。今季はここまで2部リーグ3試合を戦って2勝1分とスタートダッシュに成功している。