川崎フロンターレは8月14日、MF瀬古樹が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱すると公式発表。イングランド2部ストーク・シティ移籍の可能性が報じられ、同じく元川崎所属選手である日本代表MF田中碧との比較対象となるなか、瀬古のストーク移籍が28日時点で正式決定していない背景を現地メディアが説明した。
今季J1リーグ25試合の出場で3アシストをマークも、大半の試合で途中出場と川崎で控え要員だった瀬古。英メディア『フットボール・リーグワールド』は8月14日に「ストークは、川崎から日本人ミッドフィールダーである瀬古の獲得をほぼ完了させた」と綴るなど、ストーク移籍で口頭合意に達した可能性を伝えていたが、移籍ウィンドウ閉鎖まで残り1週間を切っても公式発表がない。
そんななか、地元メディア『ストーク・オン・トレントライブ』は28日に同クラブの補強を特集。「移籍ウィンドウ終了直前に退団選手が出揃った。新戦力よりも多いことを、クラブ幹部は覚悟している」とした上で、中盤の陣容について「ダニエル・ジョンソンら複数選手が退団に向かっている。ルイス・ベイカーとアンドレ・ヴィディガルは、8月27日のカップ戦でベンチ外。彼らは序列が低いことを把握している」とリポート。
その上で「中盤は込み合っていた。複数選手の退団により、瀬古にストーク移籍への道が開かれたが、17歳ながらもすでにトップチームで活躍する準備ができているソル・シディベも同様だ」と、日本人MFと10代のタレントがポジション争いを繰り広げる可能性を伝えている。
大幅なメンバーの入れ替えが濃厚とみられるストーク。ただイングランドの移籍ウィンドウ最終日が8月30日と残された時間が少ないだけに、移籍破談のリスクが心配される。
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