Jリーグ 浦和レッズ

浦和監督交代・原口元気の復帰等を発信。移籍関連の匿名アカウント巡り物議

原口元気 写真:Getty Images

 ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約解除、およびマチェイ・スコルジャ氏の再招へいで注目を集めている浦和レッズ。元日本代表MF原口元気の復帰がほぼ確実と報じられるなか、浦和をはじめJリーグクラブの移籍情報を発信している匿名のXアカウントによる投稿が再び議論の対象となっている。

 4万人以上のフォロワーを持ち、ユーザー名が『Marco Molla』である人物は、以前から正体不明だと話題に。定期的に発信する移籍情報を巡って様々な意見が挙がっているだけに、浦和所属DF宇賀神友弥は2024年7月23日に「嘘なのかほんとなのかわからないけど、所属してる選手も知らない情報を持ってるこの人は誰なんだ? あのーあなた誰ですか?」と投稿していた。

 この匿名アカウントは公式発表5日前の22日に、複数の関係者から得た情報としてヘグモ監督解任の可能性をリポート。ベガルタ仙台のチーム離脱発表直前に、MF長澤和輝の豪州1部ェリントン・フェニックスFC移籍をリークしたほか、浦和がヴィッセル神戸からFW武藤嘉紀の獲得を狙っている可能性も独自情報として発信。28日深夜には、原口の浦和復帰にも触れていた。

 一部報道によると、同アカウントの投稿に浦和関係者が言及する事態に。確度が高い傾向にあるとはいえ、以前から信ぴょう性を疑問視する声も挙がっているだけに、ネット上では「本当のように思わせたりと最近は酷い」「興梠慎三の引退情報をリークした時は、心底腹立った」「ファブリツィオ・ロマーノ記者もリークしているけど、彼は顔を出してやっている」といった批判が。選手本人に対する影響を危惧するコメントも見受けられている。

 なおネット上での移籍情報を巡っては、2022年7月に当時京都サンガに所属していたキュラソー代表FWクエンテン・マルティノスが「Jリーグの移籍情報・噂」というSNSアカウントにおける「今季限りで京都サンガを退団する」という内容の投稿に反応。

 「私たち日本にいる外国人選手は神様ではありません。魔法が使えるわけではありません。できる限りのことをして助けようとしています。人々は私たちに求めすぎている気がします。これは私についてのフェイクニュースを流したメディアへのメッセージです。皆さん良い1日を」と、京都退団という情報がデマであることを強調していた。

 またAC長野パルセイロ所属MF加藤弘堅も2023年11月に「この時期のよくわからない移籍情報は当たってることもあるけど、ほとんどが噂に過ぎない。『誰々移籍するの』って友人から連絡くるけど俺も知らんし、本人も知らない!」と綴っていた。