日本代表MF守田英正は、ポルトガル1部スポルティングCPの一員として2024/25シーズンの開幕を迎えた。そのスポルティングとは以前から契約延長の可能性が報じられているが、いまだに新契約締結の公式発表はなし。本人は将来的なステップアップ移籍に興味を示しているという。
現在29歳の同選手は、川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、2022年夏にスポルティングへ完全移籍。加入1年目から主力選手として活躍すると、2023/24シーズンはリーグ戦29試合の出場で2ゴール4アシストと、ポルトガル1部優勝に大きく貢献。今季も開幕から3試合つづけてスタメンに名を連ねている。
守田とスポルティングが契約延長する可能性は2023年秋頃から再三にわたり報じられている。ポルトガル紙『O JOGO』は2024年6月に「守田は休暇明けに2026年6月から2028年6月まで契約期間を延長する予定」とした上で、年俸が50万ユーロ(約8400万円)から80万ユーロ(約1億3400万円)、契約解除金が4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられる可能性を伝えていたが、今季開幕後も契約延長の発表はない。
一方で守田本人は2023/24シーズン終了後、インターネット動画配信サービス『DAZN』の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演。内田氏から「ずっとこのクラブにいるのか?」と訊かれると、「まあ、チャンスがあれば(移籍したい)」とステップアップ移籍への意欲を見せた上で、「他のリーグを知りたいと、ずっと思っている。今だとプレミアリーグがすごく勢いがあるので、すごく興味深い」とポルトガル国外を新天地に選ぶ可能性を示唆している。
この守田の発言は、ポルトガル国内でも話題に。スポルティングの専門サイト『Leonino』は7月末に「ショックな出来事」という否定的な見出しでコメント内容を紹介。アイントラハト・フランクフルト、マインツ、それにセリエAの一部クラブが移籍先候補に挙がった過去もあわせて伝えた。
内田氏と対談した際、ルベン・アモリム監督からの信頼を強調していた守田。「年俸が安すぎる」「ビッグクラブでプレーしている守田を見たい」といった声が挙がっているだけに、契約延長交渉の進捗が気になるところだ。
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