
2024明治安田J1リーグ第28節の10試合が8月24日~25日に開催された(うち浦和レッズVS川崎フロンターレは雷雨の影響で前半戦後に中止)。前節で4試合ぶりとなる勝利を収めた首位町田ゼルビアは、前回(6月1日第17節)敗れているアルビレックス新潟と対戦。最後まで互いにゴールを割ることができず、スコアレスドローで勝ち点1ずつを分け合った。
一方、前節の勝利で2位へと浮上したサンフレッチェ広島は今節も勝利を収めて6連勝を達成。町田との勝ち点差を2へと縮め、いよいよ射程に捉えた。
また、前節サガン鳥栖との裏天王山を制した北海道コンサドーレ札幌は、今節も残留争いのライバルであるジュビロ磐田と対戦。勢いそのままに2-0と勝利を収め、今季初の連勝を果たしている。
ここでは、そんな第28節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。

GK:マテウス(東京ヴェルディ)
4試合ぶりの勝利を目指す東京ヴェルディはホームで鹿島アントラーズと対戦。前半は互いにスコアレスで折り返す試合展開となったが、後半に2ゴールを奪い2-1と接戦を制した。危ない場面も何度かあったこの試合、GKマテウスの貢献度は高かった。先制して間もない時間帯にクロスを頭で合わせられたが、これをセーブ。さらにそのこぼれ球を押し込まれるも、体勢を崩しながら足で反応しゴールを死守した。最終盤に1失点はあったが、チームに勝ち点3をもたらす原動力となった。
- 最終スコア:2-1
- 前節からの順位変動:東京V(12位→10位)、鹿島(3位→4位)

DF:エドゥアルド(横浜F・マリノス)
連勝を目指す横浜F・マリノスはセレッソ大阪と対戦。勝ち点で並ぶ注目の1戦を4-0と快勝で終え、今季4度目の連勝を果たした。大量得点に目が行くゲームとなったが、守備陣の働きも大きかった。特にDFエドゥアルドは自陣から背後を突くような丁寧かつ正確なフィードや、相手のロングボールを弾き返し続ける高さと強さを見せるなど攻守に渡って貢献。改めて存在感を見せつけた。
- 最終スコア:4-0
- 前節からの順位変動:横浜FM(6位→6位)、C大阪(7位→8位)

DF:三國ケネディエブス(名古屋グランパス)
前節サンフレッチェ広島に1-2と競り負けた名古屋グランパスは湘南ベルマーレと対戦。ゲーム序盤に挙げたゴールを最後まで守り切り勝利を収めた。結果的にこのゲーム唯一となるゴールを挙げたのがDF三國ケネディエブスだ。開始早々コーナーキックを打点の高いヘッドで合わせ先制点をマーク。守備でも2試合ぶりのクリーンシートに大きく貢献し勝利の立役者となった。
- 最終スコア:1-0
- 前節からの順位変動:名古屋(14位→11位)、湘南(17位→17位)

DF:中野就斗(サンフレッチェ広島)
首位町田ゼルビアを追う2位サンフレッチェ広島は柏レイソルと対戦。前節、機を見た攻撃参加からアシストをマークしたDF中野就斗がまたも攻撃で魅せた。前半も終盤に差し掛かる時間帯、自陣から猛スプリントでエリア内まで侵入すると後方からのパスに右足を一閃。強烈なシュートでネットを揺らして先制点をマークする活躍で、チームの6連勝達成に大きく貢献した。
- 最終スコア:2-0
- 前節からの順位変動:広島(2位→2位)、柏(15位→16位)

DF:福田心之助(京都サンガ)
前節はセレッソ大阪を相手に大量5得点を奪い勝利を収めた京都サンガ。第28節はFC東京を相手に3ゴールを挙げ今季3度目の連勝を果たした。前節に続いて多くのゴールを奪ったこの試合、DF福田心之助の活躍が光った。積極的な攻撃参加でのチャンスメイクや、守備でもタイトに相手に付いてボールを奪うなど攻守両面で存在感を発揮。3-0での快勝に大きく貢献した。
- 最終スコア:3-0
- 前節からの順位変動:京都(16位→15位)、FC東京(8位→9位)
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