Jリーグ FC東京

五輪代表・荒木遼太郎にFC東京退団説?クラモフスキー監督に不満の声も

FC東京 MF荒木遼太郎 写真:Getty Images

 FC東京は8月24日開催の明治安田J1リーグ第28節で、京都サンガに0-3と完敗。ファン・サポーターからピーター・クラモフスキー監督の解任を求める声が挙がるなか、パリ五輪U23日本代表MF荒木遼太郎の去就も話題になっている。

 鹿島アントラーズで出場機会を減らし、2023シーズン終了後にFC東京へ期限付き移籍した荒木。今季開幕から第6節の浦和レッズ戦までに5ゴールを挙げると、4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選でも活躍。五輪本大会でもスタメン出場2試合、途中出場2試合で1アシストと結果を残したが、同大会終了後はJ1の舞台でノーゴールだ。

 チームが7月13日のアルビレックス新潟戦を最後に白星がない中、荒木は東京ヴェルディ戦(東京ダービー)につづき、京都戦でもスタメン出場。しかし、69分でFW小柏剛との途中交代によりベンチへ引き揚げる際、時崎悠コーチと握手せず、右手を高く上げた。途中交代に対する不満と考えられるだけに、ネット上では「簡単に来季残留して欲しいとは言えないな…」「FC東京に残るか心配…」「監督交代しなければ、来季は鹿島に復帰するかも」と同選手の去就に注目が集まっている。

 またチームが敗れただけに「なぜクラモフスキー監督が荒木を交代させたのか分からない」などと、指揮官に対する不満も。他クラブのファン・サポーターから荒木の獲得を望む声が挙がる一方で、「一部の映像でチーム内の様子まで妄想するのは良くないかと」「これだけ感情をあらわにできる選手がいた方がチームにとっては良い」「クラブから処分されるかもしれないね」といった意見も散見されている。

 FC東京はリーグ戦直近5試合で2分3敗と不振を極めており、7月20日の鹿島アントラーズ戦でFW遠藤渓太が決めたゴールを最後に得点ゼロ。攻撃陣が機能していないだけに、以前から「攻撃の形が見えない」といった意見が相次いでいるほか、クラモフスキー監督解任論も湧き起こっている。京都戦でとった荒木の態度に対して、指揮官やチーム関係者がどのように対応するのか気になるところだ。