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FC東京OB反論も…クラモフスキー監督解任か!京都に完敗。5戦連続ノーゴール

ピーター・クラモフスキー監督 写真:Getty Images

 FC東京は8月24日開催の明治安田J1リーグ第28節で、京都サンガに0-3と完敗。前節の東京ヴェルディ戦(東京ダービー)を含めて5試合続けてノーゴールと攻撃陣が機能していないだけに、サポーターからはピーター・クラモフスキー監督の解任を求める声が強まっている。

 同クラブは7月13日のアルビレックス新潟戦を最後に白星がなく、同月20日の鹿島アントラーズ戦でFW遠藤渓太が決めたゴールを最後に得点ゼロ。8月11日の川崎フロンターレ戦(多摩川クラシコ)で0-3と敗れると、東京V戦後にも「攻撃の形が見えない」といった批判が相次いでいた。

 そんななかで迎えた京都戦では、前半キックオフからわずか2分でFWハウァエウ・エリアスにゴールネットを揺らされると、36分と50分にも失点。後半開始からピッチに立ったMF安斎颯馬が15分足らずで途中交代するなど、ゲームプランにも狂いが生じたほか、途中出場のFW小柏剛やFWエヴェルトン・ガウディーノも不発。ボール支配率64%も枠内シュート2本と、攻撃面での課題を再び露呈した格好だ。

 直近5戦の試合内容が乏しいだけに、ファン・サポーターの不満は募る一方。京都戦後にはネット上で「クラモフスキー監督解任で!」「解任すると違約金がかかるから、自ら辞任してほしい」などと現指揮官に対する厳しい声が噴出。ヘッドコーチの安間貴義氏を暫定指揮官として起用するよう求める意見も相次いでいるほか、「ピーター解任だけでなく、フロント陣も責任とったほうがいいのでは」などと、小原光城ゼネラルマネージャーなど首脳陣の責任を問うファン・サポーターも。Xで「ピーター解任」がトレンド入りするなど、FC東京の体制を巡り議論が白熱している。

 攻撃面の問題には、FC東京OBの元日本代表MF高橋秀人も言及。鹿島アントラーズOBの名良橋晃氏とフリーアナウンサーの原大悟氏によるYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」で原氏と対談した際、「ポゼッションからの点の取り方が、なんか個人任せに見える時もある」という指摘に対して、「そういうサポーターの声も聞くけど、パターンを作ることをやりすぎると選手がロボットになる。相手を見てプレーするとか、相手の嫌なことをするというのが無くなってしまう。クラモフスキー監督はポゼッションをしながらも、選手の立ち位置の概念はしっかりしていると思う」と反論していた。