日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス)のプレースタイルについて、FIFAワールドカップ・カタール大会時にチームメイトだったGK権田修一(清水エスパルス)が絶賛。ただMF守田英正(スポルティングCP)は、権田とはやや対照的なコメントを残している。
テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで8月20日に公開されたサッカー番組『サカろう』には、権田や日本代表のスポンサーであるホテル業界大手『アパグループ』の元谷一志CEO(最高経営責任者)が出演。鎌田をはじめ日本代表選手の凄さについて語っている。
同番組ではカタールW杯の試合における90分あたりのプレス回数ランキングが紹介されているが、FW前田大然(セルティック)が89回で1位に輝いたほか、2位にはMF堂安律(SCフライブルク)が79回でランクイン。鎌田も60回と5位に食い込んでいる。
このデータを見て、元谷氏は「鎌田君はちょっと誤解されやすいタイプだと思う」と切り出すと、「ラツィオの時もそうだと思うけど、トップがどう考えるかによって、その選手がパーツに当てはまるかどうかということを考えた時に、(トップが)彼の特性をしっかり分かっているということで、クリスタル・パレスへ移籍することになったと思う」と私見を披露。
権田は「(ラツィオ元監督の)サッリには、『このポジションの選手はこのプレー』という決まりがあると思う。そのやり方に彼(鎌田)は向かない。彼はノータスクだと何でもやってくれる。攻撃の時につねに良い位置で立ってくれるし、守備の時も必要な時にプレスをかけてくれる」とした上で、「全然正直意外じゃない」とプレス回数のデータに対する感想を述べた。
守備面での貢献度が評価されている鎌田だが、中盤でともにプレーする機会もある守田の肌感覚はやや異なっているようだ。同選手は8月7日にインターネット動画配信サービス『DAZN』公式YouTubeチャンネルで公開された番組で、日本代表OBの福西崇史氏と対談。「ボランチとしての葛藤」というテーマのもと、日本代表でのプレーについて語っているが、鎌田とボランチコンビを組む時のプレースタイルについて「彼は守備しないで歩くので。ただ、必要最低限の部分はちゃんとやらせる」と語っている。
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