日本代表・海外組 リバプール

リバプール遠藤航に更なる試練。ライバルMFの活躍が話題に

ライアン・グラフェンベルフ 写真:Getty Images

 イングランド1部プレミアリーグのリバプールは、日本時間8月17日に行われた2024/25シーズンのリーグ開幕戦でイプスウィッチに2-0で勝利。2023/24シーズンから問題とされてきたディフェンシブミッドフィルダー(DMF)6番のポジションに誰が入るのか注目されたが、オランダ代表のMFライアン・グラフェンベルフが起用され、チームの勝利に大きく貢献した。

 日本代表キャプテンで同選手のライバルとなる同チーム所属MF遠藤航は、この試合に出番はなくベンチから戦況を見守った。グラフェンベルフの同試合におけるプレー動画はリバプールの公式Instagramにアップされ、サポーターからは称賛のコメントが相次いでいる。

 「正直グラフェンベルフがそのポジションで活躍するとは思っていませんでした。しかし彼はよくやった」「ファビーニョと少し似たスタイルですね。彼はゲームに対する素晴らしいビジョンを持っています」「オランダの選手たちは、ワイナルドゥムからグラフェンベルフまで、我々の中盤をコントロールしていて本当に素晴らしい」「ワイナルドゥムの雰囲気」

 と、グラフェンベルフは、2016年から2021年までリバプールに在籍したサウジアラビア1部のアル・イテファクに所属するオランダ人MFジョルジニオ・ワイナルドゥムと並べられるほどの評価を得た。

 しかし一方で「より強いチームに対してもこのレベルを再現できるかどうか見てみたい」「まだ6番の選手が必要です」「彼は確かに自信のある選手だが、あまり期待しすぎないようにしたい。遠藤をそのポジションに留め、マカリスターに自由を与えれば、準備は万端だ」「これがアーセナルだったら、リバプールを止めただろう」と、懐疑的な意見も噴出している。

 今夏の移籍市場では、スペイン1部ラ・リーガ所属レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に動き拒否されたリバプール。補強ゼロのまま開幕戦に臨んで見事に勝利した訳だが、次戦以降、遠藤に出場時間がおとずれる日はくるのだろうか。