日本代表FW上田綺世は、今季もオランダ1部フェイエノールトでプレー。依然としてメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじているが、ヒメネスの去就次第でレギュラー定着の可能性があるという。
鹿島アントラーズやベルギー1部サークル・ブルッヘで活躍していた上田は、昨年8月にフェイエノールトへ加入も、2023/24シーズン通じてヒメネスの控えに。リーグ戦で5試合のスタメン出場にとどまったが、それでもシーズン終盤に3試合つづけてゴールを挙げ、5月のクラブ月間MVPに選出されていた。
オランダ紙『デ・テレグラーフ』が今月18日に伝えたところによると、プレミアリーグのノッティンガム・フォレストがヒメネスの獲得に向かっている模様。すでに移籍金、ボーナスあわせて2500万ユーロ(約40億円)でオファーを提示したが、フェイエノールトはこれを却下。ただ選手サイドとは今夏移籍に向けて複数回にわたり会談を行っているという。
このヒメネスの移籍報道を受けて、オランダ人記者のマルティン・クラベンダム氏は「フェイエノールトは3000万ユーロ(約49億円)以上を求めている」とした上で、同選手に替わるストライカーについて以下のように私見を述べている。
「基本的には上田と(新戦力の)フリアン・カランサとは事前に確保している。フェイエノールトは上田の獲得で900万ユーロ(約15億円)を支払った。カランサはフリートランスファーで加入した。この状況で3人目のストライカーを連れてくるとしたら非常に奇妙だ」
なお上田は18日開催のオランダ1部リーグ第2節PECズウォレ戦でも途中出場。スタメン出場のヒメネスは2ゴールを奪っていた。そのヒメネスの去就に関わらず、ストライカーの獲得がないという見方もあるだけに、上田にプレー時間増加へのチャンスが転がり込むかもしれない。
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