パルマ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、今月11日に行われたコッパ・イタリア1回戦のパレルモ戦で出番なし。チームが敗れただけに、出場機会限定の可能性が心配される中、アビスパ福岡元指揮官でもあるファビオ・ペッキア監督のGK起用法に関する発言が話題を呼んでいる。
ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の正守護神として活躍し、今年夏にパルマへ完全移籍した鈴木。プレシーズンマッチで好セーブを連発しているほか、およそ70メートルのフィードを披露するなど、ペッキア監督へのアピールが続いている。
ただコッパ・イタリア敗退により、パルマはリーグ戦に集中する格好に。試合数の減少により、鈴木に巡って来るチャンスが減る可能性も考えられる。
パルマの専門サイト『パルマ・ライブ』によると、ペッキア監督はパレルモ戦後の会見で、鈴木らGK陣の言及。「リーグ戦で起用するGKはひとりになるだろう」と正守護神固定の方針を明かした一方で、「より準備ができている選手を選ぶ。試合ごとにチェックする」などとGK交代の可能性も示唆。対照的なコメントを残しただけに、セリエA開幕1週間前でも起用法は不透明と考えられる。
また鈴木に関しては「チームに溶け込めている。彼はイタリア語を勉強しているし、語学習得もプラスに働くはずだ」と、同選手の学習意欲を称えたという。
なお『パルマ・ライブ』はパレルモ戦前に、「鈴木はパルマがSTVVに支払った高額な移籍金のおかげで、ポジション争いで優位に立っている」と日本代表GKのレギュラー定着を予想。GKレアンドロ・チチソラをバックアッパー1番手と想定している。
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