ユニオンSG所属の日本代表DF町田浩樹は、今月10日開催のベルギー1部リーグ戦でフル出場。ステップアップ移籍の可能性も報じられているが、同選手の去就を巡ってクラブ内で混乱が生じているという。
2022年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍した町田。一時、臀部の負傷に長期離脱を余儀なくされたが、昨年1月の復帰以降は主力選手として活躍。2023/24シーズンには国内カップ戦優勝に貢献しただけに、クラブ内での評価は高い。
同選手はユニオンSGとの契約を2026年6月まで残しているが、再三にわたり移籍報道が飛び交っている。ベルギーの移籍市場に精通しているサシャ・タヴォリエリ氏は今年4月に「複数クラブが町田の争奪戦を繰り広げている。現時点でノッティンガム・フォレストとクリスタル・パレスが有力」と伝えると、本人もカップ戦決勝後に「来季もユニオンSGに残るかどうか分かりません」と退団の可能性を示唆。先月下旬には、チームメイトのGKアントニ・モリスが「町田の退団は時間の問題」と語っていたが、移籍ウィンドウ閉鎖まで残り3週間となった今もなお、移籍交渉は報じられていない。
そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は11日にユニオンSG所属選手の去就を特集。「守備陣で混乱が生じている」として、「町田はユニオンSG退団に向っている最中だ」とリポート。ただ一方で、日本代表DFにかわるセンターバック獲得の目処が立っていないこともあわせて伝えた上で、「欠場者もいるだけに、ユニオンSGにはセンターバックのオプションが無い」と綴っている。
ユニオンSGは先月下旬開催のベルギー・スーパーカップで優勝したものの、UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦の1stレグでは、スラヴィア・プラハに1-3と敗れている。リーグ戦でも1勝1分1敗と決して順調な滑り出しとは言えないだけに、クラブが町田を引き留める可能性も考えられる。
コメントランキング