オランダ1部フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世に、今夏移籍の可能性があるとのこと。絶対的ストライカーであるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの去就に左右されるという。
鹿島アントラーズやベルギー1部サークル・ブルッヘで活躍していた同選手は、昨年8月にフェイエノールトへ加入も、2023/24シーズン通じてヒメネスの控えという立場に。リーグ戦で5試合のスタメン出場にとどまったが、シーズン終盤には3試合つづけてゴールを挙げ、5月のクラブ月間MVPに選出されていた。
今月5日開催のオランダスーパーカップでも、途中出場で1アシストをマークするなど、好調ぶりをアピールしている上田。しかしオランダメディア『Voetbal』は7日、ヒメネスと上田の去就について以下のように綴っている。
「フェイエノールトはMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)フィラデルフィア・ユニオンからFWフリアン・カランサを獲得したが、ストライカー3人は多すぎる。1人を放出する必要がある。フェイエノールトはヒメネスの残留、上田の放出も想定している」
また同メディアによると、ヒメネスは「もちろん何でも起こり得る。ただフェイエノールトのことが大好きだ。もし残留すれば、僕にとって素晴らしいことだ」と残留も視野に入れている模様。この発言が現地で波紋を呼んでおり、「ヒメネスを高額で放出すべき」といった声も挙がっているという。
なおヒメネスは2023/24シーズンのリーグ戦で23ゴール6アシストをマークも、今年1月以降は5ゴールと失速。ただ5日開催のスーパーカップでは2ゴール1アシストと、今季リーグ戦開幕前に早速結果を残している。アルネ・スロット監督の退任もあり、レギュラー奪取が期待されている上田だが、ヒメネスが残留するとなれば、状況は大きく異なりそうだ。
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