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UEFAチャンピオンズリーグの審判員、泥酔行為で…

UEFAチャンピオンズリーグ 写真:Getty Images

 ポーランドサッカー協会(PZPN)は8月6日、UEFA欧州選手権(ユーロ2024)でビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)を務めたポーランド人のバルトシュ・フランクフスキ審判員と、同胞のトマシュ・ムシアル審判員の不適切な行為に関する報告を調査していることを発表した。

 ポーランドのメディアによると、2人の審判員はポーランドの都市ルブリンの路上で道路標識を持っているところを目撃された。おかしな行動に気づいた警察がアルコール濃度をチェックした後、8月6日の早朝に警察署の酔い覚ましの部屋に連行されたと報じられており、泥酔していたようだ。

 フランクフスキ氏は、同日にポーランドのルブリンで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選ラウンド3回戦1st-legのVARに任命されており、ムシアル氏がアシスタントを務めることになっていた。欧州サッカー連盟(UEFA)は『ESPN』の取材に対し、2人を当日のVARから外したことは認めたが、それ以上のコメントは避けたとのこと。

 PZPNは「チャンピオンズリーグ予選のディナモ・キエフ(ウクライナ1部)対レンジャーズ(スコットランド1部)の試合を担当するはずだった2人の審判員の不適切な行為に関して、PZPNの審判カレッジは状況の詳細な分析を行う」と声明を発表した。

 ロシアによるウクライナ侵攻のためポーランドで行われた同試合については、2人に変わって他のレフリーが起用されたようだ。各国でVARの判定は物議を醸しており、このような行動が更なるレフリーの信頼失墜に繋がらないことを祈りたい。