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ウルグアイ、2030年W杯に向けエスタディオ・センテナリオを改修へ

エスタディオ・センテナリオ 写真:Getty Images

 ウルグアイは、2030年のFIFAワールドカップ(W杯)開催に向けた準備の一環として、同国を象徴するエスタディオ・センテナリオの改修計画を固めた。

 ウルグアイ政府は、2030年W杯の主要試合開催の招致活動を強化するため、開発計画に取り組んでいる。同国の首都モンテビデオで開催されたW杯第1回大会(1930年)の会場としてオープンしたセンテナリオ。それから100年後となる同大会開幕戦の開催地として立候補している。

 現在の収容人数は6万人以上だが、W杯の開幕戦や決勝戦が行われる他会場(通常8万席以上)に比べるとやや小さい。そのため、100年ぶりのW杯開催にあたり改修が必要なのは明らかだ。収容人数拡大の規模について、公式には明らかにされていない。

 100年の歴史を持つセンテナリオは、ウルグアイ代表チームのホームスタジアムではあるが、クラブチームのホームスタジアムにはなっていない。

 2030年のW杯はスペイン、ポルトガル、モロッコでの共同開催案が、2024年の第4四半期FIFA総会によって決定されることが見込まれるている。また、FIFA評議会はこの大会で、前述3か国のほかにウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも各1試合を開催することに合意しているほか、記念すべき100周年セレモニーを100年前と同じモンテビデオで行うことについても全会一致で合意している。

 正式決定されれば6か国での開催となることから、サッカーファンのみならず世界中から高い注目を集めることは間違いないであろう。