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サウジアラビアが2034年のW杯開催地立候補で世界を驚かせる

ヤセル・アル・ミセハル 写真:Getty Images

 2034年に開催予定の25回目のFIFAワールドカップ(W杯)開催地にサウジアラビアが立候補。開催招致書を現地時間7月29日にパリでFIFAに提出した後、サウジアラビアサッカー連盟のヤセル・アル・ミセハル会長は“世界を驚かせるイベント”を実現すると語った。

 ミセハル会長は2034年大会開催に向けて、国の指導部による支援を強調し次のように語った。「私たちサウジアラビア人にとって、誇りと名誉に満ちた歴史的な瞬間です。サウジアラビアの先見性のある指導者たち、特にムハンマド・ビン・サルマーン首相からの支援と権限付与、そしてスポーツ大臣の情熱的で寛大な支援を受けられることを光栄に思います」

 「私たちは世界を驚かせるような特別なイベントを実現することを、まず神に、そしてサウジアラビア国民に誓っています」「FIFAワールドカップ2034は、サウジアラビアの強さ、国民の献身、指導者たちとの調和、そして卓越したユニークなイメージを提示します。また、大きな団結力をアピールする絶好の機会となるでしょう」。

 ミセハル氏は、過去のAFCアジアカップ優勝(1984, 1988, 1996)や35年前のU-20W杯開催(1989)、30年前のW杯初出場(1994)を例に「これらすべての功績により、この世界的大イベントを開催し、世界、特にサッカーファンを驚かせることを大きな夢にしています」と語った。

 また現在、サウジアラビアの人口の60%は30歳以下で、サッカーをプレーすることに対して莫大な需要があることも伝えられた。アジアでの開催ということで「2050年までの優勝」を目標に掲げる日本代表にも絶好の機会となるのではないだろうか。