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酷暑の日本ツアー・秋春制8月開幕…浦和DF宇賀神友弥が疑問「室内練習しかない」

宇賀神友弥 写真:Getty Images

 日本代表MF伊東純也、FW中村敬斗所属のスタッド・ランスをはじめ、多くの欧州クラブが日本ツアーに参戦。伊東やMF三笘薫(ブライトン)のチームメイトなどから日本の酷暑に関する言及がある中、浦和レッズ所属DF宇賀神友弥が夏場の練習や試合開催等に疑問を呈している。

 日本ツアー開催を巡っては、関東地方を中心に連日猛暑に見舞われていることから、酷暑下のプレーを心配する声が。ブライトン所属MFジャック・ヒンシェルウッド、MFビリー・ギルモアがクラブ公式YouTubeチャンネルを通じて「暑すぎる」と漏らしている。

 また、トッテナム・ホットスパー所属のスペイン代表DFペドロ・ポロは、ヴィッセル神戸戦前にインスタグラムを更新。都内でトレーニングに励む自身の姿をアップしたが、スポルティングCP時代のチームメイトであるMF守田英正からの「Good luck」というメッセージに対して「あまりにも暑すぎる」と言葉を返していた。

 欧州クラブ所属選手から酷暑に関する否定的な声が挙がる中、宇賀神は28日にXを更新。今月31日にニューカッスル・ユナイテッド戦を控える中、「練習終わったけどさ、、、 この暑さでサッカーってしていいの?」「この暑さは室内トレーニングしかないでしょ」と投稿。「ニューカッスル戦が無ければ、オフまたは北海道合宿だったでしょう。Jリーグは選手のことを考えてほしい」など様々な反応がある中、元Jリーガーの鄭大世氏は「ダメやと思う」と私見を述べている。

 なおJリーグは2025シーズン終了後に0.5シーズンの特別大会を設けた上で、2026/27シーズンから秋春制に移行することがすでに決定。ただ秋春制移行の場合でも、8月開幕という日程が物議を醸している。

 またアルビレックス新潟OBの鄭大世氏は昨年12月、DAZN制作番組『J ZONE2023』出演時に「秋春制にした方が良いとは思っている」と前置きした上で、「条件を見たら無理。降雪地の条件が悪すぎるし、打つすべがない。もし(降雪地域にホームスタジアムを構えるクラブが)冬に試合をやらないようにしたり、時期をずれせば、今度はそのクラブに誰も行きたがらないという現象が起こる」と、秋春制移行の弊害を指摘していた。