日本サッカー協会(JFA)は、パリ五輪開幕直前にU23日本代表の一部メンバーを変更。DF半田陸(ガンバ大阪)の負傷離脱に伴い、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)がメンバー入りしたほか、DF内野貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)がバックアップメンバーに加わっている。ただ、内野の去就は不透明である模様。ドイツ国内では今夏移籍の可能性が報じられていた。
今年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選に参戦したものの、出場機会に恵まれなかった内野。所属先のデュッセルドルフでも控え要員からの序列アップとはならず。2022年10月にプロ契約を結んだが、2023/24シーズンはドイツ2部リーグ戦で4試合のスタメン出場に終わったほか、5月27日に行われたVfLボーフムとの入れ替え戦2ndレグではPKを外し、チームをブンデスリーガ昇格に導けなかった。
パリ五輪のU23日本代表招集前まで、MF田中碧らとともにデュッセルドルフのプレシーズントレーニングに参加していた内野だが、同クラブとの契約期間は残り1年。ドイツ紙『ビルト』は先月11日、右サイドバックの陣容について「最も優先する補強ポイント」とした上で、「内野の退団が許可されている。デュッセルドルフは内野のようなバックアッパーは不要。クラブはDFマティアス・ツィンマーマンとレギュラーポジションを争う右サイドバックを望んでいる」とU23日本代表DFの構想外を伝えている。
一方、ドイツ紙『ライニッシェ・ポスト』は今月26日に「内野は24日朝、デュッセルドルフの練習場から姿を消した。パリ五輪参戦のためだ。彼にとって五輪参戦は長い間楽しみにしていた夢である」と綴っているが、同選手の去就には触れていない。
柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉の下部組織出身であり、高校卒業後にドイツへ渡った内野。パリ五輪参戦の裏で、Jリーグ復帰の可能性も含めて同選手の去就に注目が集まる。
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