セリエA ローマ

W杯予選で日本と同組オーストラリア代表GK、ローマ移籍でレベルアップ?

マシュー・ライアン 写真:Getty Images

 AZアルクマール(オランダ1部)はオーストラリア代表のGKマシュー・ライアンが、イタリア1部のローマへ移籍することを今月17日に発表。 32歳のベテランであるライアンは、2023年の初めにアルクマールと1年半の契約を結んでいたが、2024-25シーズンからはセリエAが活躍の舞台となる。

 ライアンといえば、オーストラリア代表の正GKで日本代表の前に幾度となく立ちふさがってきた選手だ。オランダリーグよりレベルの高いセリエA、それも名門ローマへの移籍とあってベテランではあるが更なるレベルアップが見込まれる。2026年FIFAワールドカップ(カナダ・メキシコ・アメリカW杯)のアジア最終予選でオーストラリアは日本と同組であり、ライアンが名門ローマで活躍すれば日本にとって厄介な存在となりそうだ。

 ライアンは移籍に際して自身のInstagramを更新。「この素晴らしいクラブと街の代表として、自分の夢を実現させてくれたアルクマールに感謝している。たくさんの素晴らしい人たちと出会い、ずっと大切にしたい素晴らしい瞬間を一緒に作ることができた。ファンの皆さん、チームへのサポートを通じて、特別な時間を作ってくれてありがとう。最後に、これからのシーズンが最高のものになることを祈りつつ、遠くから応援しています」と、アルクマールでの思い出の写真と共に投稿した。

 日本代表DF菅原由勢(サウサンプトン)と共にアルクマールの守備陣を牽引してきたライアン。今回のセリエAへの移籍により、パルマへ完全移籍した日本代表GK鈴木彩艶とのセリエAでの対決にも注目が集まる。