7月15日、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からセリエA(イタリア1部)パルマへの完全移籍が正式決定した日本代表GK鈴木彩艶。パルマを初訪問した際、ファビオ・ペッキア監督をはじめGKコーチのバレリオ・ビスコンティ氏やフィジカルコーチのマルコ・フェローネ氏とも対面したという。3氏が第一印象を明かしてくれた。
2016年からチームを組み、エラス・ベローナ(2016/17)やクレモネーゼ(2021/22)、パルマ(2023/24)をイタリア2部のセリエBからセリエAに昇格させた実績がある3氏。2019年には、当時J2リーグに所属していたアビスパ福岡の監督やコーチも務めているが、鈴木が浦和レッズのユースからトップチームに昇格しプロデビューしたのが2021シーズンのため日本での面識はなく、STVVプレー期間を含めペッキア監督らとの顔合わせは今回が初となった。
「感じが良く、プロフェショナルな人間性を感じた。彼のフィジカルには驚いたね」と述べたペッキア監督とビスコンティ氏に加え、フェローネ氏は「体格もすごいが、彼の中に決意を感じた。これ以上喜ばしいことはない」と新天地に臨む鈴木の熱意を歓迎した。
8月17日に開幕するセリエAの2024/25シーズン。4年ぶりに1部リーグに戻ったパルマは、初戦でフィオレンティーナ(昨季セリエA8位)と対戦する予定だ。果たして鈴木は開幕戦までにスタメンの座を手にすることができるだろうか。多くの素晴らしいゴールキーパーたちが歴史に名を刻むイタリアの地で、どんな活躍を見せてくれるのか。彼の成長が楽しみだ。
コメントランキング