Jリーグ 湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレが整えたポゼッションサッカーの土台。大勝の磐田戦で見えた進化とは

鈴木淳之介 写真:Getty Images

リスク覚悟の攻撃配置に

池田と茨田陽生の両MF(2インサイドハーフ)が早いタイミングで相手最終ラインと中盤の間へ立ち位置を移すため、湘南の攻撃配置は現状[3-1-6]に近い形となっている。6人のファーストラインを相手に掻い潜られた場合、3バックと中盤の底を務める田中の守備の負担が増大するが、この点に関しては各選手の素早い攻守の切り替えで乗り切っている。速攻を浴びるリスクは百も承知。敵陣でのボール即時奪回でチャンスを量産しようとする強気の姿勢が、湘南の選手たちから窺えた。ポゼッションサッカー(※)の土台を整えた湘南が、J1残留やその先の上位進出への手応えを掴みつつある。

(※)マイボールの時間を長くすることで、試合の主導権を握るスタイル。

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名前:今﨑新也
趣味:ピッツェリア巡り(ピッツァ・ナポレターナ大好き)
好きなチーム:イタリア代表
2015年に『サッカーキング』主催のフリーペーパー制作企画(短期講座)を受講。2016年10月以降はニュースサイト『theWORLD』での記事執筆、Jリーグの現地取材など、サッカーライターや編集者として実績を積む。少年時代に憧れた選手は、ドラガン・ストイコビッチと中田英寿。

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