リスク覚悟の攻撃配置に
池田と茨田陽生の両MF(2インサイドハーフ)が早いタイミングで相手最終ラインと中盤の間へ立ち位置を移すため、湘南の攻撃配置は現状[3-1-6]に近い形となっている。6人のファーストラインを相手に掻い潜られた場合、3バックと中盤の底を務める田中の守備の負担が増大するが、この点に関しては各選手の素早い攻守の切り替えで乗り切っている。速攻を浴びるリスクは百も承知。敵陣でのボール即時奪回でチャンスを量産しようとする強気の姿勢が、湘南の選手たちから窺えた。ポゼッションサッカー(※)の土台を整えた湘南が、J1残留やその先の上位進出への手応えを掴みつつある。
(※)マイボールの時間を長くすることで、試合の主導権を握るスタイル。
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