大岩剛監督率いるパリ五輪U23日本代表は、日本時間18日未明にフランス代表との強化試合に臨む。この一戦を前に、フランス代表のティエリ・アンリ監督が大岩ジャパンの戦術や自チームの不安材料について語っている。
フランス紙『レキップ』は17日、アンリ監督による記者会見の様子をリポート。これによると、指揮官は日本を「パラグアイやドミニカ共和国よりも強いチーム」と評した上で、日本の戦術について以下のように分析したという。
「しっかり守備をするし、プレスが激しい。ポゼッション時の振る舞い、ライン間でのプレー、パス交換、前方へのボール運びなどに優れているタフな相手だ。厳しい試合になることは十分分かっている。パラグアイやドミニカ共和国とは異なったプレースタイルを持っているチームだ。負ける可能性はあるが、我々は何もおろそかにしない」
ただ一方で、アンリ監督は「日本戦で大事なのは、怪我人を出さないこと。大会前に1,2人失いたくない」と語るなど、勝敗にはこだわっていない模様。17日の全体トレーニングには招集メンバー全員が参加していただけに、『レキップ』も「アンリ監督が抱えている唯一の不安材料は、選手の怪我だ」と綴っている。
フランス代表はパリ五輪のグループリーグでアメリカ、ギニア、ニュージーランドと同居。開催国で優勝が期待されているとはいえ、FWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)をはじめ大物選手の招集は叶わず。パリ・サンジェルマンからMFウォーレン・ザイール・エメリ、FWブラッドリー・バルコラの派遣を拒否されるなど、メンバー選考が難航していた。
コメントランキング