オランダ移籍の毎熊晟矢、まだ現地サポーターのハートはつかめず？

　セレッソ大阪からAZアルクマール（オランダ1部）への完全移籍が6月21日に発表された日本代表DF毎熊晟矢が、現地7月13日に行われたSBVエクセルシオール（オランダ2部）との練習試合に出場し6対0の大勝に貢献。順調にプレシーズンを過ごしている。

　AZで日本代表DF菅原由勢（サウサンプトン）の後継者として期待されている毎熊は、6日のノルシェラン（デンマーク1部）との練習試合に81分から出場したのに続いて、エクセルシオールとの練習試合には先発メンバーとして名を連ねた。

　試合は序盤からAZが主導権を握り激しく高いプレッシャーをかけ、エクセルシオールにほとんどチャンスを与えなかった。毎熊は前半だけの出場となったが、ハーフタイムまでに4対0とリードするチームの守備やサイドからの攻撃で貢献した。

　そんな毎熊をAZの公式Instagramは移籍当初から紹介しているが、コメント欄には日本のファンからの応援メッセージが見られるものの、現地サポーターに認められるにはまだ時間がかかりそうだ。

　また、Instagram上では好きな選手を答える動画もアップされており、毎熊は元イングランド代表で右サイドのスペシャリストだったデビッド・ベッカム氏の名前を挙げている。収録当時はまだAZに在籍していた菅原は、自分自身が好きな選手だと答えており、コメント欄には「ユキ最高だ」、「ユキがいなくなると寂しくなる」、「ユキが辞めてしまうのは残念だ」等のコメントが相次いだ。

　現地サポーターに愛された菅原に毎熊が追い付くには、もう少し時間が必要かもしれない。