プレミアリーグ アーセナル

アーセナル、個人合意も…カラフィオーリ巡るボローニャとのクラブ間交渉は停滞か

リッカルド・カラフィオーリ 写真:Getty Images

 アーセナル(イングランド1部)が、ボローニャ(イタリア1部)に所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)獲得を巡る交渉が難航しているようだ。

 ローマ下部組織出身のカラフィオーリは2020年にトップチーム昇格を果たすと、ジェノアやバーゼル(スイス)でのプレーを経て、2023年夏にボローニャへ移籍。対人守備の強さや卓越した足元の技術を活かしたビルドアップ能力を武器に今季は公式戦37試合に出場して2ゴール5アシストを記録した。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、アーセナルはカラフィオーリ獲得に向けて、移籍金4000万ユーロ(約69億2000万円)+ボーナス1000万ユーロ(約173億1000万円)のオファーを提示しているという。しかし、ボローニャはイタリア代表DFに設定されている5000万ユーロ(約86億5000万円)の支払いを求めており、交渉は停滞しているようだ。

 ただ、カラフィオーリの前クラブであるバーゼル(スイス1部)に売却額の40%から50%を支払わなければいけないボローニャは基本移籍金を引き上げて、ボーナスを下げることを希望しているとのこと。現時点でアーセナルは同選手の契約解除金を支払うつもりはないようだ。

 しかしながら、アーセナルがチェルシー(イングランド1部)など複数クラブからの注目を浴びるカラフィオーリ争奪戦でポールポジションに立っていることに変わりはないとのこと。なお、アーセナルは年俸400万ユーロ(約6億9000万円)で同選手と個人合意に至っているとされている。