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野澤零温と口論?FC東京サポーターの暴言巡り物議「経営の問題」と指摘も

FC東京 写真:Getty Images

 FC東京は今月10日開催の天皇杯3回戦で、ジェフユナイテッド千葉に1-2と敗北。試合後、アウェイゴール裏からブーイングや怒号が飛んでいるが、こうしたサポーターの振る舞いを巡り、ネット上で賛否をはじめ様々な意見が湧き起こっている。

 FC東京はパリ五輪U23日本代表MF荒木遼太郎やDF長友佑都、MF松木玖生らがスタメン出場。49分に松木のゴールで先制したが、79分に追いつかれると延長戦前半の91分、FW呉屋大翔に勝ち越しゴールを献上。FW仲川輝人を投入するなど反撃に出たが、PK戦に持ち込むことはできなかった。

 試合後、選手たちがアウェイゴール裏に挨拶へ向かうと、サポーターから怒号やブーイングが。その時の様子は、アウェイゴール裏で観戦していたとみられるSNSユーザーにより、Xで瞬く間に拡散されているが、選手に指を差したり暴言を吐くサポーターの姿が捉えられている。

 それだけに、当該SNSユーザーの投稿には「これくらい言わないと強くならない」「サポーターの気持ち分かる」「もっと言わないと、フロントまで声が届かないぞ」といった賛同意見が挙がる一方で、「選手に暴言はダメ」「サポーターはなぜこんなに偉そうなの?」「なぜサッカーのサポーターって自分勝手なんだろう?」「怒るのは分かるけど、限度超えている」など、一部サポーターに対する批判が噴出。FW野澤零温とサポーターが口論していたという情報を飛び交う中、「Jリーグが新規ファンを取り込めない理由」といった指摘も見受けられる。

 また元FC東京スクール生であり、MF柴戸海(町田ゼルビア)との対戦経験を持つ高橋奎氏(NO WALLs株式会社代表)も、一部サポーターの振る舞いに反応。「サッカーでも企業でも、全て現場の責任だって言われちゃう。でも本当は、経営やマネジメントの問題だったりもする。永遠に起こる問題なのかもしれない」と、サポーター問題の本質に迫っている。