名古屋グランパス所属のオーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックには、豪州1部メルボルン・ビクトリー移籍の可能性が浮上。GKポール・イッツォのメルボルン退団が正式決定するなど、古巣復帰に近づいているという。
昨年11月、豪州メディア『キープアップ』のインタビューで「現役引退前に、絶対にオーストラリアでプレーしたい」と母国復帰を明言していたランゲラック。豪州メディア『FTBL』は今月3日に「ランゲラックはまだ名古屋から契約延長オファーを受け取っていない。彼はメルボルン復帰の意向を貫いており、複数年契約締結で合意間近だ」と綴ったほか、イッツォの後釜としてメルボルンに加入する可能性を伝えていた。
すると、メルボルンは9日にイッツォの退団を公式発表。移籍先のクラブ名こそ明かしていないが、公式サイトでは「彼はヨーロッパでプレーする機会を得た。直近1年半で3番目の高額移籍になる」と記されている。
この公式発表を受けて、豪州メディア『Riverine Herald』は「イッツォはデンマーク1部ラナースへ移籍する見込みだ。メルボルンには少額の移籍金が支払われる」と伝えた上で、「ランゲラックは名古屋との契約満了後、来年1月に自身のプロキャリアをスタートさせた地であるメルボルンへ復帰する」と、後釜事情にも触れた。
メルボルンはMF本田圭佑やハリー・キューウェル(現横浜F・マリノス監督)、ケヴィン・マスカット(現上海海港監督)の古巣。過去に豪州1部リーグを3度、豪州1部ファイナルズを4度制したが、2023/24シーズンは首位セントラルコースト・マリナーズFCから勝ち点13差の3位に。ファイナルズでは決勝でマリナーズに敗れ、準優勝に終わっている。
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