パリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンは、GK鈴木彩艶の後釜としてポルトガル1部ベンフィカからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)移籍がほぼ確実な状況に。すでに現地入りしているが、ポルトガルメディアが移籍の裏側を伝えている。
今年4,5月に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で、U23日本代表の優勝に大きく貢献した小久保。日本国内では将来的に鈴木と正守護神を争うだけの逸材と評価される一方、ベンフィカのトップチームでは出番なし。セカンドチームでもGKアンドレ・ゴメスの台頭により、今年2月以降出場機会を失っていた。
そんな小久保の去就を巡っては、鈴木にパルマ移籍の可能性がある中、ベルギー紙『HBVL』が今月2日に「小久保はベンフィカから期限付き移籍でSTVVへ加入する」と報道。同紙は8日になって「彼は本日、メディカルチェックを受けるためにベルギー入りした」と伝えている。
すると、ベンフィカの情報を専門に扱う『Coluna Vermelha』は『HBVL』の報道内容を引用した上で、「小久保はベンフィカとの契約解除した可能性がある。そうでなければ、ベンフィカは彼の放出でそれ相応の移籍金を手に入れることになるだろう。彼はU23アジア杯で活躍して、複数クラブから関心を寄せられた」とリポート。STVVが移籍金ゼロで同選手の獲得を決めた可能性があるとのことだ。
なお、『Coluna Vermelha』は小久保に対して「彼は試合ごとにミスを犯す。そのミスを修正するためには、レギュラーとしてプレーする必要がある」と辛辣評価。ベンフィカでトップチーム昇格の見込みがほとんどないだけに、同選手の移籍に納得しているとみられる。
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