Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島・小泉社長がSNS投稿炎上に前向きなワケ「一番嫌なのは…」札幌戦で…

小泉文明社長 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズは今月6日に行われた明治安田J1リーグ第22節で、北海道コンサドーレ札幌に2-0と勝利。試合前、小泉文明代表取締役社長がインターネット動画配信サービス『DAZN』のインタビューで、SNS投稿の炎上について持論を展開している。

 DAZN制作番組「やべっちスタジアム」のMCを務める矢部浩之さんは、県立カシマサッカースタジアムで鹿島対札幌を観戦。試合前、小泉社長と面会した際に「やべっちスタジアムがXアカウントを立ち上げるんです」と宣伝すると、同社長は「炎上しませんか?」と問いかけた上で「勝った試合のコメント欄はすごく優しいですけど、負けた試合は色々なご意見を頂戴しますね」と現状を説明する。

 およそ5万人のフォロワーを持つ小泉社長は、鹿島戦終了後に自身のXアカウントで試合の感想を投稿することでも有名だ。札幌戦では「今日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦は2-0の勝利となりました!なかなか決めきれず無得点の時間が続きましたが、師岡選手と藤井選手の2ゴールで勝ち切りました!アシストした鈴木選手もシュートストップ連発した早川選手と、みんなの努力で勝てたと思います!」と出場選手を称えた上で、「来週も2試合、応援宜しくお願いします!」とファン・サポーターにメッセージを送っている。

 試合結果や内容次第では、批判や𠮟咤を受けることもあるが、同社長は否定的なコメントや意見も含めて、SNSを通じてのメッセージを前向きに捉えている模様。「炎上はむしろ応援。一番嫌なのは無視なので、何も反応されないよりは(良い)」と私見を述べると、矢部さんも「(無視が)一番怖いね」と頷いている。

 勝負の世界がゆえに、批判はつきものだと思うJリーガーやクラブ関係者は一定数存在する。ここ数年間にわたり、ネット上での誹謗中傷問題が深刻化する中、小泉社長はSNSでの様々な声を、リーグに対する関心度を測るためのツールとして考えているようだ。