直近の試合で差し込んだ光明
[3-1-4-2]の初期配置からビルドアップするのであれば、3センターバックが極力ペナルティエリアの横幅から出ない立ち位置をとり、外側と内側(左右)どちらにもパスを出せる状況を作るのが望ましい。このセオリーを概ね実践できていた第18節名古屋グランパス戦の後半、及び第19節FC東京戦では湘南のビルドアップが安定。ウイングバックも安易に自陣後方へ降りなくなったため、直近のリーグ戦では相手のハイプレスの餌食となる場面も減ってきている。整いつつある攻撃配置を継続できるか。そして先述の通り、攻撃の初手となるロングパスの送り先を相手サイドバック(ウイングバック)の背後に徹底できるか。この2点こそ湘南がシーズン後半戦に向け解決すべき課題であり、J1残留の成否を左右するポイントと言えるだろう。
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