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パリ五輪日本代表入り必至!福田師王が「代表戦向き」であるワケ。同僚明かす

福田師王 写真:Getty Images

 MF鈴木唯人(ブレンビーIF)とともに、パリ五輪世代屈指のアタッカーとして注目を浴びているボルシアMG所属FW福田師王。6月のアメリカ遠征におけるU23日本代表メンバー入り、そして五輪出場が期待される中、周囲からは「代表戦向き」という声が挙がっている。

 現在20歳の福田は、神村学園高等部からJリーグを経由せず、昨年にボルシアMGへ加入。加入当初はセカンドチームに帯同していたが、昨年7月から12月にかけてドイツ4部リーグ14試合の出場で5ゴールと結果を残すと、今年1月にトップチームへ昇格。ブンデスリーガで5試合に出場した一方、ドイツ4部リーグでのプレーも続けていた。

 来季さらなる出場機会の増加が見込まれる福田には、興國高校(大阪)監督時代にFW古橋亨梧(セルティック)らを輩出した内野智章氏(現奈良クラブ・ユースコーチ兼テクニカルダイレクター)も熱視線を送っている。

 内野氏は先月21日に自身のYouTubeチャンネルを更新。自身が注目している選手のひとりに福田を挙げると、同選手の評価ポイントについて以下のように語っている。

 「1週間に多い時は2試合でプレーしているけど、日本で言えばJクラブと契約しているけど、試合は大学で出ているみたいな状態。卒業してもコンスタントにかなり高い強度の試合を毎週こなしている数少ない高卒のプロ選手。日本人選手で久々にこういう感覚を持っている選手が出てきたなと(思った)」

 「フィジカルも日本人離れしていて、跳躍力も非常に高く、空中動作が素晴らしい。それに向上心も持っていて、人柄もすごく良い」

 また同氏は、自身の教え子でありU19日本代表で福田とチームメイトだったMF永長鷹虎(川崎フロンターレ)の話として、「年代別の日本代表のキャンプに行った時、(福田の)感覚は違う。彼とはつねに目が合う。つねに動いてほしいタイミングで動いてくれる。彼のアクションによって、自分がドリブル突破するスペースも生まれたりする。とにかくバッと代表で集まって、一緒にプレーする上ではやりやすい」と、福田が代表戦で即座にフィットできる理由を説明した。

 「とても楽しみなフォワードが日本に出てきたなと思っている。ドイツで順調に場数を踏んでいるので、ここから来てほしい」と、福田への期待感を膨らませている内野氏。高卒で海外挑戦という異例の進路選択で話題を呼んでいたが、ドイツで着実にステップアップしているだけに五輪代表メンバー入りを望む声も多い。