かつて鹿島アントラーズでプレーしていたFWカイオ・ルーカスは、現在UAE1部シャールジャFCでプレー。今月17日に中東メディア『365スコア』に掲載されたインタビューで、自身の今後についても語っているが、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表の対戦相手になるかもしれない。
現在30歳のカイオは、2014年から3シーズンにわたり鹿島でプレーした後、アル・アインやポルトガル1部ベンフィカに在籍。2020年1月にベンフィカからシャールジャFCへ移籍すると、シャールジャFC在籍4年半で公式戦132試合に出場し、50ゴール33アシストをマーク。2023/24シーズンもUAE1部リーグ19試合の出場で9ゴール5アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として結果を残している。
ブラジル出身で千葉国際高校に留学していたカイオだが、すでにUAE市民権を取得。今年末には居住期間が5年以上となり、代表入りの資格が発生するだけに、UAE代表でのプレーが可能になるとみられる。
UAEで充実した日々を過ごしているだけに、カイオは『365スコア』のインタビューで「僕にとって、UAE代表としてプレーできることは素晴らしいことだね。もし代表チームから必要とされて招集されたら、僕はつねにオープンだし、UAE代表を助ける準備ができているよ。UAEではいつも温かく受け入れられている。彼らのためにプレーできるならば、光栄だね」と、UAE代表入りに前向きな姿勢を見せている。
なお、UAE代表は北中米W杯アジア2次予選4試合を終えた時点で全勝と、グループステージ突破が濃厚。日本代表はすでに最終予選進出を決めているだけに、今年9月から来年6月まで開催の最終予選で両国が対戦する可能性も。ブラジル代表選手歴のないカイオの来日も考えられる。
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