2024明治安田J1リーグ第13節の9試合が5月11日~12日に開催された。
2連勝中で首位に立つ町田ゼルビアは、湘南ベルマーレ(現17位)と対戦。ゴールネットを揺らすもオフサイドで取り消しとなるなど1点が遠く、0-0と引き分けで終えた。
そんな首位町田を追うヴィッセル神戸はセレッソ大阪(現7位)を相手に4-1と勝利。勝ち点を「26」へ伸ばし得失点差で町田を上回り首位へと浮上している。
また、唯一日曜日の開催となった鹿島アントラーズ(現3位)と東京ヴェルディ(現11位)の1戦は、鹿島が一時は3点のリードを得るも終盤にかけて追い上げられ後半アディショナルタイムに痛恨の同点ゴールを浴びて試合終了。鹿島にとっては理想的なゲーム展開だっただけに、手痛いドロー(3-3)となった。
ここでは、そんな第13節で活躍した選手たちをベストイレブン形式でまとめていく。
GK:上福元直人(川崎フロンターレ)
直近は4戦負けなしと徐々に復調の兆しが見える川崎フロンターレ(現12位)は、第13節で北海道コンサドーレ札幌(現20位)と対戦。3-0と2試合ぶりに白星を挙げた今節、無失点勝利の立役者となったのがGK上福元直人だ。ディフェンダーを抜き切らずに放たれたシュートや、終盤の抑えの効いたミドルシュートなどをことごとくセーブ。また、終始丁寧な足元の技術でボール保持でも貢献するなどベテランらしい働きでチームを支えた。
DF:田代雅也(アビスパ福岡)
今季は勝ちきれない試合が多いアビスパ福岡(現9位)。2試合ぶりの勝利を狙った第13節の京都サンガ(現19位)戦は、3-2と接戦を制して今季4勝目を挙げた。先制するもすぐさま追いつかれるという展開の中、再びリードを奪うゴールを挙げたのがDF田代雅也だ。後半開始早々に得たコーナーキックの場面、田代は弾き返されたボールに反応して豪快なボレーでゴールをマーク。チームに勝利をもたらす原動力となった。
DF:木村誠二(サガン鳥栖)
U-23アジアカップにおける日本代表優勝の立役者の1人であるサガン鳥栖(現18位)のDF木村誠二。第13節のジュビロ磐田(現15位)戦では先発出場を果たし、チームの無失点勝利に貢献している(3-0)。磐田の攻撃のキーマンでもあるFWマテウス・ペイショットを相手に、簡単にはボールを収めさせない厳しい守備を披露。また、セットプレーでも圧巻の高さを見せるなど、特徴を存分に見せつける活躍でチームに勝ち点3をもたらした。
DF:岸本武流(ガンバ大阪)
前節でセレッソ大阪とのダービーを制したガンバ大阪(現5位)は、第13節で名古屋グランパス(現10位)と対戦(1-0)。前半互いにゴールが生まれない展開の中、後半になってゲームを動かしたのは今季の新戦力の1人DF岸本武流だった。中央から崩しを狙った場面で、GKが弾いたボールを見逃さずにゴールへ押し込んで先制点をマーク。嬉しい移籍後初ゴールは、チームに今季3度目の連勝をもたらすゴールとなった。
MF:橘田健人(川崎フロンターレ)
北海道コンサドーレ札幌を相手に、第5節以来となる無失点勝利を挙げた第13節の川崎フロンターレ(3-0)。中でもMF橘田健人は、今節も抜群の安定感を発揮していた。セカンドボールに対する反応の速さや、後ろ向きのボールホルダーに対する厳しいチェックを終始披露。また、攻撃でも浮き球のパスから決定機に絡むなど、存在感を示し勝利に貢献した。
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