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【独占】三國ケネディエブス「青森山田と町田の近似点とは?」インタビュー後編

三國ケネディエブス 写真:Getty Images

「それぞれの質をもっと上げていきたい」

ー今季からは名古屋へ移籍し、長谷川健太監督の指導を受けています。印象に残っている言葉はありますか?

三國:キャンプをひと通りやったあと「ミスした時にそこから下を向いちゃってプレーがどんどん悪くなる。そこを改善できたら良い選手になれる」と言ってもらえました。ただ、開幕戦の時にもそれが出てしまい、僕のマークから失点してそれから急激にプレーの質が落ちてしまって。それ以降、この点により意識して取り組むようになってからは、プレーの質や安定性が続いています。本当に的確なことを言ってもらいました。

ー現在、ある程度手応えはありますか?それともまだ危機感がありますか?

三國:右のCBをやるようになってから良いプレーが続いているので手応えは感じています。けれど(3バックの)真ん中でも左でもどこのポジションでも良いプレーを続けられるようにしないといけないと思っているので、その部分ではまだまだです。

ー具体的に、今後改善していきたいプレーはありますか?

三國:守備の部分でもいろいろとあるんですけど、1番はパスの精度や質です。ドリブルで(相手を)1枚はがしたあとのパスの精度があまり良くないので、そこをより良い形で仲間に届けられたら良い攻撃にも繋がりますし、そういった1つ1つの質をもっと上げていきたいですね。

ー名古屋で特に仲良くしている選手はいますか?

三國:結構みんなに仲良くしてもらっています。山岸祐也くんは福岡から(同じタイミングで)来て、相変わらず凄い絡みしてきますけど(笑)。永井(謙佑)くん、森島司くん、椎橋(慧也)くんも仲良いですね。


名古屋グランパス 写真:Getty Images

目標は全試合出場

ー第4節からの6戦無敗で順位がかなり上がりました。チームとして今季の目標を教えてください。

三國:チームとしてリーグ優勝というのを掲げていますし、(名古屋は)ビッグクラブでタイトルを取らなきゃいけないと思っているので、そこを一番の目標にしています。

福岡に在籍していた4年前にも1度、FOOTBALL TRIBEでインタビューさせていただきました。その際「スタメンとして全試合に出場すること」「公式戦で得点を決めること」を目標に挙げていました。今季は現時点で両方達成できています。この目標は持ち続けていたのでしょうか?

三國:持ち続けていたんですがなかなか達成できなくて。その目標を言葉にしてから4年後の今、やっと上手くやれています。今年本当に全試合出場で活躍できたら、自分の今後のサッカー人生に大きく関わると思いますし、集中して取り組んでいきたいです。

ー他に何か新たな目標はありますか?

三國:あまり考えていなかったのですが、まずは全試合出場することと今年は5得点決めると口にしているので、まずはその目標を達成できるように取り組んでいきたいですね。

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名前河合脩瑛
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
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