ボヘミアンFC×シン・リジィ
アイルランド1部リーグで優勝経験もある古豪のサッカークラブ、ボヘミアンFC。2022シーズンにはレゲエの神様ボブ・マーリーとのコラボユニフォームを展開し話題を呼んだ。そして今回、2024シーズンのアウェイユニフォームでコラボしたのは、同じくアイルランドのロックバンド、シン・リジィである。
胸にバンドのロゴがプリントされたユニフォームはファンの心を掴むクールな一着。アルバム『Black Rose : A Rock Legend』(1979年発表)のジャケットデザインになっていた紫色のバラのモチーフが全体に施され、背面の首元には「The Boys Are Back In Town」の歌詞が刻まれている。また、このユニフォームは収益の10パーセントがダブリン市内で社会的に孤立した子どもたちに音楽を届ける活動に寄付されるという。音楽界とサッカー界が融合することで生まれる新たな価値を象徴するコラボレーションである。
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— ジェフユナイテッド市原・千葉【公式X】 (@jef_united) April 28, 2023
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ジェフユナイテッド市原・千葉×JAPAN JAM
富士スピードウェイや幕張メッセなどを会場に2010年から開催されていた野外音楽フェスティバル『JAPAN JAM』。2017年以降は千葉市蘇我スポーツ公園での開催となり、翌2018年からは同公園内にホームスタジアム(フクダ電子アリーナ)を構えるジェフユナイテッド市原・千葉とのコラボユニフォームがオフィシャルグッズとして販売されている。
今年のデザインはジェフカラーである黄色と緑のスプラッシュ柄。イベント開催日は2024年4月28日~29日、5月3日~5日までの5日間で会場はもちろんJAPAN JAMの公式サイトからオンライン購入も可能だ(4月19日受付開始予定)。ライブ終了後はサッカー観戦時も着用できそうな優れものだ。
アスルクラロ沼津×ラブライブ!サンシャイン!!
2022年、静岡県沼津市を拠点にJ3を戦うアスルクラロ沼津は、同じく沼津を舞台に描かれたアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』とのコラボユニフォームを発表。翌2023年には第二弾も販売された。
駿河湾から吹く強い西風を防ぐため江戸時代以前から作られてきた竹垣「沼津垣」をアニメに登場するアイドル「Aqours(アクア)」のメンバーカラーで表現したコラボユニフォームは、沼津市制100周年に相応しいデザインでJリーグが関わりを続けてきた「地域」というテーマに新たな可能性を感じさせてくれるアイテムだ。
音楽界とのさらなるコラボに期待
ここまで音楽界とサッカーとのコラボレーションを紹介してきたが、その歴史はまだまだ浅い。横浜F・マリノスのホームである日産スタジアムや北海道コンサドーレ札幌のホーム札幌ドームでは数々の音楽イベントが行われている。選手の入場曲やチャント(応援歌)など音楽とサッカーは切っても切れない関係にあるが、Jリーグと日本の音楽シーンに目を向ければその交流は発展途上ともいえる。
2022年10月。アメリカのシンガーソングライター、ブルーノ・マーズが東京ドームで来日公演を行った際、そこを本拠地としている読売ジャイアンツのユニフォームを着て登場する一幕があった。彼の人柄ならではの出来事かもしれないが、世界的ミュージシャンの行動はそれだけでかなりのプロモーションになる。サッカー界が今後さらに発展していくためにも、音楽界とタッグを組み常に注目されることを期待したい。
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