バイエルン、複数クラブが熱視線のポルトMF争奪戦に参入？スカウトを派遣か

　バイエルン・ミュンヘン（ドイツ1部）が、ポルト（ポルトガル1部）に所属するアルゼンチン人MFアラン・バレラ（22）の獲得に興味を持っているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えた。

　今季のブンデスリーガで12連覇が絶望的となっているバイエルンは、今夏に守備的MFの獲得を画策しているという。そのターゲットとしてレアル・ソシエダ（スペイン1部）のスペイン代表MFマルティン・スビメンディやエバートン（イングランド1部）のベルギー代表MFアマドゥ・オナナをリストアップしているとされている。

　そのなかで、バイエルンは新たにバレラの動向を追っており、8日に行われたギマランイス戦にスカウトを派遣していたという。しかし、7000万ユーロ（約115億円）の契約解除金が存在しているアルゼンチン人MFにはボルシア・ドルトムント（ドイツ1部）も視線を送っているようだ。

　加えて、バイエルンがバレラの視察に訪れた試合にはマンチェスター・シティ（イングランド1部）やチェルシー（イングランド1部）、リバプール（イングランド1部）、アトレティコ・マドリード（スペイン1部）もスカウトを派遣していたとのこと。ただ、2028年夏まで契約を残している同選手に関する正式オファーを受け取ってはいないようだ。

　ボカ・ジュニアーズ下部組織出身のバレラは2020年にトップチーム昇格を果たすと、昨夏にポルトと5年契約を締結。卓越したボールコントロールと高いボール奪取を武器に今季はここまで公式戦36試合に出場して2ゴール2アシストを記録している。