日章学園高校(宮崎県)サッカー部所属のU19日本代表FW高岡伶颯は、一時浦和レッズ加入の可能性があったものの、欧州移籍に向かっている模様。セリエA(イタリア1部)インテルのトライアウト詐欺被害が報じられたが、無事に他クラブのトライアウトを受けているという。
インテルのトライアウト詐欺被害については、インテルの専門サイト『インテルライブ』が今月4日に独占情報として伝えていた。同メディアは「高岡と代理人は今月5日までミラノに滞在していた。インテルのトライアウトやクラブスタッフとの面談が約束されていた。しかし、ミラノ到着直後にトライアウトも面談も行われないことが判明した」とした上で、「選手側は宿泊費などを自己負担しており、(現地の)代理店からの返金を望んでいる。詐欺被害に苛立っている」と伝えていた。
ただ一方で、『インテルライブ』は「高岡は間もなくミラノからイングランドへ向かう。サウサンプトンのトライアウトを受ける予定だ」とリポート。一部では、同クラブのトレーニングに参加していると報じられていることから、Jリーグを経由しない形での海外挑戦へ一歩前進したとみられる。
サウサンプトンは、李忠成氏やDF吉田麻也(MLSロサンゼルス・ギャラクシー)、MF南野拓実(ASモナコ)の古巣。2022/23シーズンにプレミアリーグ最下位で2部降格となっており、今季は40試合を消化して23勝9分8敗。首位レスター・シティから勝ち点10差の4位と、昇格争いを繰り広げている。
日章学園の絶対的ストライカーとして、高校1年時から全国高校サッカー選手権の舞台に立った高岡。昨年11月開催のFIFA U17ワールドカップで4ゴールを挙げるなど、FW名和田我空(神村学園)とともに、世代屈指の逸材として評価を受けているストライカーの今後に注目が集まる。
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