小島亨介(アルビレックス新潟)
1月に開催されたアジアカップ以降、たびたび話題となっていた日本代表におけるGKの選手起用。今回の招集では、同大会で全試合に出場したGK鈴木彩艶(シントトロイデンVV)と同じくメンバー入りしていたGK前川黛也(ヴィッセル神戸)に加え、怪我により出場の叶わなかったGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が復帰を果たした。
当然、北朝鮮との2試合でどの選手が起用されるかが注目される。しかし、国内組のみであっても前川や大迫以外にGKの選択肢はある。昨年10月の代表活動で怪我のあった前川に代わり招集されたGK小島亨介は、残念ながら出場こそなかったもののすでに正GKを争う候補の1人に数えられていると言える。
2022シーズン、小島はアルビレックス新潟の守護神としてJ2優勝と6シーズンぶりとなるJ1復帰に貢献。昨シーズンはJ1の舞台でも随所で落ち着いたプレーを披露していた。高いセービング力もさることながら、他の候補選手と比較して足元の技術に優れているのが大きな魅力。プレスを受けてもなお冷静にパスコースを見極めて正確に供給できる技術によって、この先メンバー入りが叶うのであれば日本代表にどんな相乗効果が生まれるのか見てみたいものだ。
平河悠(町田ゼルビア)
今季、クラブ史上初となるJ1へ臨んでいる町田ゼルビア。昨夏は怪我で戦線を離脱するまで攻撃を牽引したFWエリキがまだ戦列に復帰していないにもかかわらず、第3節終了のここまで堂々たる戦いぶりを見せている。エース不在を感じさせないほど攻撃面で輝きを放っているのがFW平河悠だ。
特別指定を経て昨季町田へ加入した平河は、2023シーズン35試合に出場し6ゴール4アシストをマーク。チームのJ2初優勝とJ1初昇格に大きく貢献した。今季J1に舞台を移しても変わらぬ存在感を放っており、積極的な仕掛けからのチャンスメイクにフィニッシュと開幕から多くの見せ場を作っている。
第3節の鹿島アントラーズ戦では、やや背後へずれたパスを絶妙なトラップでコントロールし先制点をマーク。自身のJ1初ゴールでチームに連勝をもたらした。今月開催されるマリ戦(22日)とウクライナ戦(25日)に臨むU-23代表メンバーとして選出されている平河。引き続きJリーグで躍動する姿を見せ続けられれば、A代表デビューの日もそう遠くなさそうだ。
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