これまで川崎フロンターレ一筋のキャリアを歩んでいたDF登里享平は、2023シーズン終了後にセレッソ大阪へ完全移籍。両クラブOBの大久保嘉人氏が、『やべっちスタジアム』の特別企画「デジっちが行く!」における登里の振る舞いを踏まえた上で、C大阪チーム全体に与える同選手の影響について語った。
新型コロナ感染拡大による制限が撤廃されたこともあり、トレーニングキャンプ中の恒例企画である「デジっちが行く!」は今季から復活。若手選手から中堅ベテランまで、ビデオカメラに向かって見せる顔や意外な一面が、ファン・サポーターの間で話題になっている。
今月19日にスポーツ動画配信サービス『DAZN』で配信開始の同企画では、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドのクラブ施設で1月17日から2月3日まで行われていたC大阪のキャンプに潜入。FW北野颯太とMF阪田澪哉が撮影役を務める中、ピッチでランニングに励む登里の姿を捉えている。登里は最初カメラに顔を向けず、左手で“撮影拒否”の仕草を見せていたが、しばらくした後に笑顔で「おい撮れよー!、撮れって!」と叫ぶ。そしてカメラの撮り方のアドバイスを求められると、「選手をどれだけ輝かせられるか」と金言を送ったほか、「デジっちが僕のアナザースカイ」という名言も放った。
新天地でチームメイトに馴染んでいる登里の様子を見て、番組MCの矢部浩之さんは「登里が移籍してきて、ちょっとセレッソのカラーが出てきたかなと」と私見を披露。ゲスト出演の大久保氏も「ノボリ(登里)が移籍してきて、デジっちがどうなるのかなと。どんなことするのかなと期待していた。カメラを受け取るのがノボリじゃなかったので、『今回やらないのかな』と。結局、全部やっていますからね」と頷いている。
そのC大阪の「デジっちが行く!」では、今年から“顔芸企画”を実施。音楽に合わせながらFWレオ・セアラらが登場した。これに大久保氏は「セレッソ、あんなことはあまりしないですからね。今までないんですよ」とコメント。矢部さんは「やっぱり大阪と言えば新喜劇。あれは面白かった」と、新企画に対する満足感を覗かせた。
川崎時代に多くの企画を考案し、「デジっちが行く!」を盛り上げてきた登里。J1リーグや天皇杯のタイトルを獲得した実績はもちろん、ピッチ外での貢献度も絶大だ。
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