かつてガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズに在籍していたブラジル人FWレオナルドは、2023シーズンの中国1部リーグ得点王に。山東泰山から浙江への期限付き移籍期間が昨年12月末に満了し、中東移籍の噂もあったが、今季も中国でプレーするようだ。2月4日に中国メディア『新浪』が報じている。
現在26歳のレオナルドは、鳥取在籍時の2018シーズンにJ3リーグで得点王に輝くと、新潟移籍1年目の2019シーズンにはJ2リーグで28ゴールを挙げて、再び得点王に。浦和で迎えた2020シーズンにもJ1リーグで11ゴールをマークするなど、日本で順調なキャリアを過ごしていた。
しかし2020シーズン終了後に浦和から山東へ完全移籍すると、同クラブではわずか数カ月で構想外に。河北や韓国1部・蔚山現代、長春亜泰、浙江へレンタル移籍する中、長春と浙江で過ごした2023シーズンは、リーグ戦28試合の出場で19ゴールをマーク。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023/24シーズンのグループステージでもプレーしたが、チームはグループHで3位終わり、決勝トーナメント進出を逃していた。
レオナルドの去就を巡っては、中国メディア『新浪』が先月6日に「彼の保有権は依然として山東にあるが、彼は中東へ行く予定だ」と中東移籍の可能性を報じた一方、本人はブラジルメディア『iG』のインタビューで「自分の将来を決めるためのオファーを待っているところだ」と語っていた。
そんな中、『新浪』は3日に山東の補強計画を特集。レオナルドについて「彼を売却することができない」とした上で、「山東は以前、中東クラブと交渉していた。彼を放出することによる移籍金収入は見込めるが、アジアサッカー連盟(AFC)が彼に8試合の出場停止処分を科した。そのため中東クラブはオファーを提示せず、2023シーズンの中国1部優勝クラブである上海海港もオファーを提示しなかった。山東では人気がなく、浙江へ再度レンタル移籍することになった」と伝えている。
昨年11月29日に行われたACLグループステージ第5節の浙江対ブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)では、試合後に乱闘が発生。レオナルドは相手選手を殴ったとして、AFCから厳罰処分を受けている。
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