
AFCアジアカップの日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は、トッテナム・ホットスパーや遠藤航擁するリバプールからの関心が報じられている。しかしボルシアMGの専門サイト『グラードバッハライブ』は26日、契約延長による双方のメリットを紹介している。
ボルシアMGと2026年夏まで契約を残している板倉。同選手の去就については、欧州の移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏が「リバプールとトッテナムが今季終了後に板倉を狙う可能性はある」としつつも、「ボルシアMGは契約延長にむけて、選手サイドに働きかけている」とリポート。これによると、現行契約に盛り込まれている契約解除金は1000万~1500万ユーロ(約16~24億円)であり、ボルシアMGは金額の引き上げを狙っているという。
この報道を受けて『グラードバッハライブ』は「最も現実的なシナリオは、契約延長の場合でも板倉が契約解除条項を放棄しないことだ」とし、契約解除金の引き上げで両者が合意に達する可能性を指摘。
「契約延長した場合、将来契約解除条項が発動した場合、ボルシアMGは今よりも数百万ユーロも多く利益を得ることができる。板倉は契約延長により、年俸がアップする。双方にとってメリットがあるが、ボルシアMGは高額年俸を支払うという点で、数百万ユーロの支出を余儀なくされる」と綴っている。
板倉は2022年7月にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍。加入1年目から不動のセンターバックとして活躍すると、今季も開幕から10月の国際Aマッチデー期間前までリーグ戦全試合でスタメン出場。しかし代表戦で負傷すると、ボルシアMGは10月26日に足首の手術を受けると公式発表。昨年12月までの復帰は叶わなかったが、アジアカップの日本代表メンバー入り。今年1月1日の国際親善試合タイ戦を終えた後、一旦チームに合流し、練習試合でプレーした上でカタールへ向かっていた。
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