大分トリニータ所属DFペレイラが、ブラジルサッカーと比較しながら明治安田J1リーグやJ2リーグのレベルに言及。ブラジル人選手が日本でのプレーを望む理由も語った。23日、米メディア『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。
ペレイラは2021年2月にブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセから大分へレンタル移籍。2021シーズンにチームを天皇杯準優勝に導いたほか、翌2022シーズンにはJ2リーグで5ゴールをあげるなど主力選手として活躍。昨年に完全移籍へ移行すると、2023シーズンもリーグ戦32試合でプレーするなど、副キャプテンとしての役割を全うしている。
日本で4年目のシーズンを迎えるペレイラだが、日本サッカーの競争力を高く評価。『ESPN』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「周りのみんなは、日本のリーグが簡単なサッカーだと思っている。でもJ2リーグはブラジルと同じくらい競争が激しいんだ。ブラジルでは、他のチームが順位を下げるのを見て、簡単だと思うだろう。でも、結局は違う競争だから、問題にぶつかることになる」
「J1はブラジルと同じように、テクニカルの面で高いレベルを要求される試合が多い。だが、J2は(J1よりも)もっと試合のテンポが速い。J2だから簡単だと思っているチームが少し苦しむこともある。ただ、みんな一生懸命走っていて、上に行きたいと思っているから、そんなに簡単ではないんだ」
「日本のファン・サポーターは、ブラジルとはまったく違う。彼らはサッカーが大好きだし、負けた時に悲しむけど、ブラジルのファン・サポーターのように狂ったような行動をとることはない。だから多くのブラジル人選手が日本に来て、日本から離れたくないと思っている。日本のファン・サポーターはクラブを愛し、選手がベストを尽くしていることを理解している。選手のことをかなりリスペクトしているんだ」
鹿島アントラーズのクラブアドバイザーを務めるジーコ氏をはじめ、これまで数多くのブラジル人選手を迎え入れたJリーグ。ここ数年間は欧州出身の選手が来日するケースが増加傾向にあるが、それでも日本行きを望むブラジル人選手は多いようだ。
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