
ブラジル人DFカカは、徳島ヴォルティスからブラジル1部アトレチコ・パラナエンセへ期限付き移籍中。主力センターバックとして活躍して2023シーズンを終えたにもかかわらず、アトレチコで構想外の扱いを受けているという。
カカは2021年2月にクルゼイロから徳島へ完全移籍すると、来日1年目からセンターバックでレギュラーに定着。2023シーズンもJ2リーグ開幕戦から第11節ザスパクサツ群馬戦までほぼ全試合でスタメン出場も、5月以降は全試合でメンバー外。ベニャート・ラバイン前監督の構想から外れ、7月にアトレチコへの期限付き移籍が正式決定した。
アトレチコ加入後、2023シーズンの公式戦で20試合に出場、ブラジル1部リーグ戦でほぼ全試合スタメン出場のカカだが、ブラジルメディア『um dois esportes』によると、同選手は全体練習に参加せず個別トレーニングに励むなど、2024シーズンの構想から外れているとのこと。
同メディアは「アトレチコへの期限付き移籍期間は今年6月まで」とした上で、「アトレチコが彼を公式戦で起用しない理由は、公式戦30試合以上の出場で完全獲得を余儀なくされるからだ。350万ドル(約5億2000万円)を支払わなければならない」と、買い取り義務の存在を指摘。つづけて「カカは幹部の交代により、自身の立場を失った」と綴っている。
またアトレチコの専門サイト『Tretis』はカカに近い関係者の話として「アトレチコ退団となった場合でも、彼はブラジル国内でのプレーを望んでいる。徳島に復帰するつもりはない」とリポート。同選手と徳島の契約内容について「契約期間は2025年1月までであり、総額200万ドル(獲得当時約2億3000万円)」と伝えている。
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