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川崎ユース出身・横田大祐の移籍金が60倍以上に!ヘント移籍決断と現地報道

横田大祐 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ下部組織出身であるポーランド1部グールニク・ザブジェ所属MF横田大祐は、アジアカップ日本代表DF渡辺剛所属のベルギー1部KAAヘントへ移籍する模様。ポーランド国内では、横田の移籍金が加入時よりも60倍以上に跳ね上がったと話題になっている。

 現在23歳の横田は、川崎やFSVフランクフルト、カール・ツァイス・イェナの下部組織を経て、2021年1月から約2年間にわたりラトビア1部ヴァルミエラFCでプレー。2022シーズンのリーグ優勝に貢献した実績が評価され、昨年2月にザブジェへ加入していた。

 そのザブジェでも加入1年目から攻撃陣の主力選手として活躍。今季は、ここまでリーグ戦19試合中18試合のスタメン出場で7ゴール1アシスト。昨年12月には新たに2026年6月までの複数年契約を結んでいる。

 そんな横田の去就を巡って、ポーランドメディア『WP Sportowe Fakty』は「ヘントが横田獲得へ200万ユーロ(約3億1000万円)のオファー提示」とリポート。ザブジェが同選手獲得でヴァルミエラFCに支払った移籍金がわずか3万ユーロ(約480万円)であることを伝えた上で「ザブジェにとって価値のある利益だ。ただ移籍金のうち30%はヴァルミエラFCに支払われる」としている。

 また同メディアは「横田自身が移籍を決断した。ザブジェの中で、誰も彼を引き留めようとする者はいない」と選手サイドやザブジェの意向も報道。クラブも高額移籍金による同選手の放出に前向きだという。

 ザブジェでプレーしていた日本人選手では、2022/23シーズンに大宮アルディージャからの期限付き移籍により在籍していた日本代表MF奥抜侃志が、ニュルンベルクで加入1年目ながらも今季ここまでドイツ2部リーグ全試合スタメン出場と存在感を発揮している。その奥抜につづき、横田も欧州圏でのステップアップ移籍実現に近づいている。