ユベントスが、マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFカルバン・フィリップス(28)の獲得を諦めたようだ。
出足の鋭いボール奪取能力と広い視野、高水準のキック精度を活かした展開力が魅力のフィリップスはリーズで台頭すると、昨夏にシティへ移籍。だが、グアルディオラ監督の信頼を掴むことはできず、1年目の昨季はプレミアリーグ12試合の出場に終わると、今季もリーグ戦4試合の出場で11月上旬から出場機会はない。
そのため、今冬に退団するとの見方が強まっているフィリップスに対して、中盤強化を目指しているユベントスがレンタルでの獲得に向けて交渉を行っているとみられている。
だが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、賭博容疑でイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ、ドーピング違反でフランス代表MFポール・ポグバが離脱となっているユベントスはシティとレンタル料や給与の補償について協議した結果、現時点では獲得を進めるつもりはないようだ。
また、今季のセリエAで2位に位置するユベントスはリールと今季限りで契約満了を迎えるポルトガル人DFチアゴ・ジャロの獲得を優先事項に掲げているとのこと。同選手にはインテルも今夏のフリーでの獲得を画策していることから、1月に移籍金を支払う意思があると報じられている。
なお、パリ・サンジェルマン(PSG)からの関心も浮上しているイングランド代表MFにはニューカッスル・ユナイテッドが依然として関心を示しており、多くのクラブと争っているようだ。今夏にはユーロ2024が控えているなかで、同選手はどのクラブに移籍するのだろうか。
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