Jリーグ 川崎フロンターレ

シミッチ退団の川崎、パトリックを移籍金ゼロで獲得と現地報道

川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは2023シーズン終了後にFWレアンドロ・ダミアンとMFジョアン・シミッチの退団を公式発表。DF登里享平にセレッソ大阪移籍の可能性が取りざたされる中、ブラジル1部ECバイーアからMFパトリック・ベルホンを獲得することが確実だと報じられている。

 現在19歳のパトリックは、身長174cmで右利きのセントラルミッドフィルダー。2022年にバイーアのトップチームへ昇格すると、プロ1年目にブラジル2部リーグ4試合でプレー。しかし2023シーズンはブラジル1部リーグで1試合の出場にとどまり、9月中旬以降は全試合でベンチ外だった。

 そんなパトリックの去就について、ブラジルの移籍市場に精通するウリセス氏のYouTubeチャンネル『ExtraCampo』は3日に「パトリックとバイーアの契約期間は今年1月末までだが、契約延長で合意には至らなかった。日本行きの荷物をまとめており、川崎へ移籍する」とリポート。

 移籍金ゼロでのJリーグ挑戦が確実と伝えた一方で、「バイーアはパトリックの保有権の40%を維持する」と報道。川崎が同選手を他クラブへ放出する際、バイーアは移籍金の一部を受け取るものとみられる。

 バイーアのU14チームやU15チーム在籍時にタイトルを獲得したほか、2021年から昨年にかけて20歳以下のバイーア州選手権3連覇に貢献したパトリック。プロデビュー前から頭角を現していただけに、川崎での活躍が大いに期待される。