ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、AFCアジアカップに臨む日本代表メンバーから落選。ドイツでは、DF伊藤洋輝擁するVfBシュツットガルトが田中の獲得に乗り出す可能性と、MF原口元気を今年1月に放出する可能性に注目が集まっている。
MF守田英正(スポルティングCP)やMF遠藤航(リバプール)とともに中盤の主力選手として活躍している田中。1月1日開催の「TOYO TIRES CUP 2024」タイ戦でも先制ゴールを奪うなど結果を残しただけに、同選手のアジアカップ選外には周囲から驚きの声が。森保一監督が「詳しくは話せないが、置かれている状況が色々とあって、招集できない選手もいる」と具体的な言及を避けたこともあり、今冬移籍の可能性も指摘されていた。
ただドイツ紙『エクスプレス』は、アジアカップ選外と移籍の可能性は関係ないと主張。「デュッセルドルフ幹部は、田中がアジアカップ欠場により、移籍のショーウィンドウに登場しないことを密かに喜んでいる」とした上で、「デュッセルドルフの要求額である300万ユーロ(約4億7000万円)が提示される可能性は低い」としている。
そんな田中には、昨年12月にシュツットガルトからの関心が報じられていた。しかしドイツメディア『スカイスポーツ』は3日、シュツットガルト移籍の可能性について「シュツットガルトはデュッセルドルフの要求額に応じない。今年1月の田中獲得は現時点であり得ない」と一蹴。
「シュツットガルトは田中を250万ユーロ~300万ユーロ(約3億9000万円~4億7000万円)と評価している」としつつも、「田中が今年夏のターゲットであることに変わりはない。シュツットガルトは今もセントラルミッドフィルダーを探している」と、今夏移籍の可能性を指摘している。
シュツットガルトの中盤では、原口が今季ここまで公式戦2試合でプレーと、出場機会が限定。昨年11月にはヴィッセル神戸からの関心も報じられていたが、ドイツメディア『フースバル』は12月末、契約満了を迎える今年6月末まで控え要員として残留する可能性を伝えている。
すると『スカイスポーツ』も田中の去就につづき「現時点でシュツットガルトが原口を放出する可能性はない。しかし経営陣はマーケットを探っている」と報じている。
以前からブンデスリーガがプレミアリーグなど欧州主要リーグでのプレーを望んでいる田中。自身の今後は、Jリーグ復帰が噂される原口の去就に左右されるかもしれない。
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