日本代表・海外組

元日の国立競技場で最も着られていた日本代表選手ユニフォーム【独自調査】

三笘薫 写真:Getty Images

2位:三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)

久保と同様にタイ戦には未招集ながらも、すさまじい人気を感じさせたのがFW三笘薫だ。男女ともに多くのサポーターが三笘のユニフォームを着用しており、特に子どもたちが多かったことも印象的。着用者からは「ドリブルがすごい」「イケメンだから」「日本代表のエースだから」「ドリブルのお手本にしているから」など複数の理由があがった。三笘のポスターにも長い写真撮影の行列ができていたが、その長さは久保の倍以上。老若男女問わず多くのサポーターが三笘のグッズを着用し、写真撮影を楽しんでいる姿が見られた。(対象人数:26/145人)


伊東純也 写真:Getty Images

1位:伊東純也(スタッド・ランス)

元日の国立競技場で最もたくさん目にしたのは、14番の日本代表ユニフォームだ。タイ戦ではキャプテンも任されていたスピードスターFW伊東純也が見事1位にランクイン。ポスターの写真撮影でも三笘以上の人気を感じさせる長蛇の列で、特に女性サポーターの多さには驚かされた。女性サポーターから話を聞くと「顔とか服装がカッコイイから」「『Team Cam』(JFA公式YouTubeチャンネル)での姿が可愛いから」などの声を聞くことができた。ほかにも「足が速いから」「おもしろいから」「日本代表の実質エースだと思うから」などの回答が得られ、男女から名実ともに多くの人気を集めていた。(対象人数:35/145人)


権田修一 写真:Getty Images

ユニフォームを着て、スタジアムに行こう

元日の国立競技場では、上述の選手以外のユニフォームを着用して応援に駆けつけているサポーターも多く確認できた。タイ戦がA代表デビューとなったMF伊藤涼太郎(シント=トロイデンVV)やMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)のユニフォームを着用している人々は、今回の招集に対する喜びの声を上げており、日本代表に選出されるということが選手のみならずサポーターにとっても共通の喜びであるということを教えてくれた。

2022年6月に同じく国立競技場で行われたキリンチャレンジカップのブラジル戦(0-1)では、GK権田修一(清水エスパルス)が試合後に、ブラジル代表のユニフォームを来て会場に訪れていた日本人サポーターの姿について「日本人の方がブラジル代表のユニフォームを着て、日本のホームで応援するとなっていて、あらためて日本サッカーはもっと発展しないといけないと感じさせられた」と言及する一幕があった。

あれから約2年。国立競技場の青色は少しでも増えただろうか。日本代表のユニフォームを着て応援することが選手たちの力になることを願って、次の国立での試合でもスタジアムを青色で染め上げる準備をしておきたい。

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名前:浅野 凜太郎

趣味:サッカー観戦、旅行、音楽鑑賞、撮影
好きなチーム:マンチェスター・ユナイテッド
ワールドカップに行くことが夢です。よろしくお願いいたします。

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